秋田県小坂町の体験型テーマパーク、小坂鉄道レールパークに昨年10月登場した宿泊施設「ブルートレインあけぼの」が鉄道ファンを中心に話題となっている。冬季休業を終え、4月に営業が再開されるが、2月1日から宿泊予約の受け付けも始まった。
町役場観光産業課主査の中村長裕さんとレールパーク副園長の鈴木二朗さんがこのほど、東京・池之端の観光経済新聞社を訪れ、PRした。
寝台特急列車「あけぼの」は上野—青森間で運行されていたが、14年3月に廃止。町はJR東日本から車両を購入し、宿泊施設として活用。観光振興に役立てる狙いもある。まず、B寝台個室1両をあてた。
上・下段で全28室あり、各室定員1人。料金は1泊素泊まりで大人3240円、小中学生2160円。冷暖房完備でシャワー室もある。予約すれば朝食(鶏めし弁当)もとることができる。
15年度は10月31日から11月29日までの毎週金・土・日曜と祝日など17日間営業した。
16年度はA寝台個室(11室、定員22人)も加え、4月22日から毎週金・土・日曜と祝日、および祝日の前日に営業する。「ゴールデンウイークや夏休み期間も特別営業する」という。
A寝台の料金は大人の場合、1人使用は4320円だが、2人目は1080円となる。
宿泊予約や問い合わせはレールパーク、TEL0186(25)8890、(29)3890。予約はホームページでも受け付ける。
宿泊施設「ブルートレインあけぼの」