小田急グループは20日から、「春節誘客歓迎キャンペーン」を始めた。東アジア地域から多くの旅行者が来日する旧暦の正月(春節)に合わせ、周遊券の発売や限定宿泊プランなどのサービスを展開、集客増を狙う。
期間は2月末まで。対象は箱根、湘南、新宿、伊東の4エリア。箱根エリアではパスポートを提示すればケーブルカーや箱根登山バスなどが乗り降り自由となる「箱根フリーパス」を4100円(大人、通常5千円)の割引価格で発売する。
また、フリーパスと特急ロマンスカー往復、宿泊施設をセットにした宿泊プランでは、箱根レイクホテルを1万3990円(2人1室)で提供する。
湘南エリアでは、新江の島水族館の入館料割引(大人2千円を1千円)などを行う。 期間中は英語、中国語、韓国語で記載したパンフレットも配布する。
同グループは訪日外客向けの「小田急外国人旅行センター」を99年8月に新宿駅構内に開設。外国語対応ができるスタッフを配置し、乗車券の発馬や観光、交通案内などを行っている。07年度は約6万5千人が利用したという。