小豆島観光協会 サステナブルな島へ 観光商談・説明会で方針発表


大阪での観光説明会

 小豆島観光協会(堀川満弘会長、香川県小豆島町<大江正彦町長>、土庄町<岡野能之町長>)は10月29日、ホテルモントレグラスミア大阪(大阪市)で在阪旅行会社らを対象にした観光商談会と観光説明会を開いた。小豆島の観光事業の現状やサステナブルツーリズムに取り組む同島の観光施策の方向性などについて説明した。

 商談会の後に開いた説明会では、堀川会長があいさつ。国際認証団体「グリーン・デスティネーションズ」による持続可能な観光の国際表彰制度「グリーン・デスティネーションズ アワード」(GDアワード)で、シルバーアワードに、四国で初めて愛媛県大洲市と共に選ばれたことなどに触れ、「今後も小豆島は、文化伝統、環境に配慮した持続可能な観光地として取り組んでいきたい」と意欲を語ったほか、小豆島への来島を呼び掛けた。

 次いで有本裕幸副会長兼観光戦略部会長が「小豆島 観光がもたらす世界」と題して趣旨を説明。香川県内でも過疎化が進む現状に触れ、「小豆島は観光に特化して商品を作り、投資をしてもらうことが大切になってくる。小豆島には二つの町があるが、今2人の町長によって前向きな変化が生まれている。ぜひ送客、宣伝にご助力を」と訴えた。

 観光説明「小豆島のミライ」では、約7割の来島観光客が日帰りであることなどの現状を説明。その上で、島の今後の観光を支えるキーワードとして「サステナブル」を紹介。今年1月に制定した「小豆島観光ビジョン」において、今後5年間で、冬季の誘客促進やフィルムツーリズム、フードツーリズム、スポーツツーリズムの強化、次世代モビリティの導入による交通課題の解決など10項目の基本戦略に取り組むことを掲げ、観光に消費される島ではなく観光により持続できる島を目指していく方針であることを示した。

 観光商談・説明会は30日、東京でも実施した。


大阪での観光説明会

 
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