「日本一早い」といわれる大雪山系の紅葉を観光客らに楽しんでもらおうと、北海道上川町の層雲峡温泉で16日から、ライトアップイベント「奇跡のイルミネート」が始まった。10月15日まで。6回目。
温泉街にある紅葉の名所、紅葉谷をライトアップし、緑色から赤や黄色に変わり始めたモミジやナナカマドなどの木々を暗闇の中で浮かび上がらせる。
今回も、商店街から会場まで約1万2千のLEDライトを設置。使用する器具はソーラーシステムによる電源供給で、二酸化炭素(CO2)を削減、環境に配慮する。また、公共立体駐車場から会場までは無料のシャトルバスを運行するほか、手軽な移動手段として電動キックボードや電動マウンテンバイクを貸し出す。レンタル料は30分500円。
今回から温泉街の緑化協力金として任意で500円を徴収し、協力者には写真撮影に最適な傘=写真=と会場限定のインスタグラムエフェクト(スマホ用)をプレゼントする。
ライトアップは午後6~9時。コロナ禍も落ち着き、観光客も増えていることから、1万2千人ほどの来場者を見込んでいる。