層雲峡観光協会(北海道上川町)は、1月29日から3月13日まで開催した「層雲峡温泉氷瀑まつり」=写真=の来場者は3万6548人だったと発表した。1月27日に道内全域にまん延防止等重点措置が適用され、その影響が心配されたが、当初見込みを大幅に上回った。
同まつりは層雲峡の冬の風物詩として人気が高く、例年10万人ほどが来場している。コロナ禍で20年は開催途中に中止を余儀なくされ、昨年は売店やチューブ滑り台の設置をやめるなど規模を縮小して開催。それでも約1万3千人の来場があった。
今年は町と連携協定を結ぶアウトドア用品メーカー、コロンビアスポーツウエアジャパンの創業の地である米国・オレゴン州ポートランドのまち並みを氷像で再現するなど工夫を凝らした。加えて、周辺の冬のイベントが中止になったこともあり、集客増につながった。「特に、子ども連れのファミリー層が多かった」という。