山ガールガイドと一緒に立山の魅力を見つけよう。女性目線の新しい富山・立山の魅力を紹介しようと14日、立山に常駐し観光案内を行っている女性ガイド「山ガールガイド」の高橋詩織さんと柳原陽さん=写真=が東京都台東区の観光経済新聞社を訪れた。
近年若い女性の間で、「山スカート」などのおしゃれな登山ファッションに身を包んでの登山やハイキングが人気を集めていることから、新たに登山を楽しむ若い女性客を取り込もうと県が立山黒部貫光に委託、4人を山ガールガイドとして選定した。登山やアウトドアの初心者からエキスパートまでそろっていることから、「お客さまのレベルに合わせた案内も可能」と田崎博勝・富山県東京事務所所長補佐。
4人は今年4月の立山・黒部アルペンルートの開通に合わせ室堂ターミナル内に開いた観光案内所「とやま旅ナビ」に、4月から常駐。富山県内の観光スポットや立山の周遊コースの案内を行っているほか、「室堂平から望む夕日」「恋愛成就のパワースポット『美女杉』」など女性におすすめの見どころ情報をブログなどで発信している。
スキー場勤務の経験がある長野県出身の高橋さんは、「都会とはまるで違う立山の空気や景色でリフレッシュできるのは間違いない。良い旅になるよう案内するので、ぜひお越しを」、登山などの経験はないが富山県出身の柳原さんは「立山は標高が高く北欧にでも来たような気持ちになれるのに、ビギナーでも気軽に来られることが魅力。富山県の誇りである立山をもっと多くの人に知ってほしい」とアピールした。
立山黒部アルペンルートが今年40周年を迎えることから、同県では山ガールガイドによる情報発信のほか、アウトドア関連ショップとタイアップした企画などを展開する予定だ。