山形県の温泉旅館・ホテルの女将でつくる「やまがた女将会」(会長=佐藤洋詩恵・日本の宿古窯女将)の代表10人は11月18〜21日の4日間、台湾・台北市を訪問し、現地の旅行会社関係者や航空会社関係者を対象にした観光プロモーションや現地百貨店での物産展で山形の観光魅力を紹介した。
やまがた女将会として台湾を訪問するのは初めて。吉村美栄子知事が参加した山形県主催の観光物産PR事業「トップセールス イン 台湾」に参加する形で、台湾での観光PRが実現した。
19日に台北ランディスホテルで行った観光プロモーションには、現地旅行会社関係者やマスコミ関係者約50人が参加。佐藤会長のあいさつや吉村知事による観光プレゼンテーションに続き、女将会のメンバーらは吉村知事と共に花笠を手に、同県の夏の祭り「花笠祭り」で踊られる「花笠踊り」を披露した。「現地の参加者からも評判がよく、皆さん興味を持って見てくれた」と女将会会員の岡崎純子さん(深山荘高見屋女将)。
20日には、百貨店「タカシマヤ」の支店「大葉高島屋」(台北市)で行われた山形の物産展「全農山形フェア」に参加。ラ・フランスやリンゴの試食販売に参加したほか、つきたてのもちを女将らが振る舞い来場者の人気を集めた。
このほか女将会のメンバーは、台北市観光伝播局の脱宗華局長の招きで吉村知事と共に、開催中の「2010台北国際花博覧会」を見学したほか、北投温泉に開業する温泉旅館「加賀屋」の視察、台湾温泉観光協会の役員らとの懇談などを行った。
訪台した吉村知事(写真中央)と女将会のメンバー