山形県内の旅館・ホテルの女将や自治体関係者らは5日、東京都内の主要駅で観光PR活動を行った。山形新幹線が同県新庄市まで延伸されてから10年を迎えることを記念する観光キャンペーンの一環。女将らは山形土産として知られる「ミルクケーキ」とキャンペーンチラシを配布しながら、「新幹線で山形に来て」と訴えた。
観光PR活動は、JR上野、品川新宿の各駅、銀座にある同県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」で行った。
このうち上野駅でのPRには約50人のキャラバン隊全員が参加。上野駅の中央コンコースを行き交う人に観光パンフレットなどの入った袋を手渡して、山形への旅行を呼びかけた。
また女将の代表が上野駅の池田祐一・営業総括を表敬訪問。女将らは「NHK大河ドラマ『天地人』で注目を集めている米沢から新幹線でさらに進めば、また違った魅力ある風景が広がっている」などとあいさつし、同県が来年から本格的に売り出す新品種米「つや姫」を手渡して山形のさまざまな魅力をアピール。これに対し池田氏は「山形は行ききれないほど豊富な種類の温泉があるなど、旅行先としての魅力にあふれている」などと話し、女将らとさまざまな情報交換を行った。
新幹線延伸キャンペーンは山形県とJR東日本仙台支社が1日から来年2月末まで展開するもの。2日間乗り放題のフリーパスと宿泊を組み合わせた専用商品を販売しているほか、抽選で特産品が当たるスタンプラリーなどを行っている。
女将らが上野でPR