山形県天童温泉の桜桃の花、湯坊いちらく(佐藤哲也社長)は1999年に旅館の一画に「天童ブルワリー(ビール醸造所)」を設立。「湯あがりに一杯を」コンセプトに、クラフトビールの醸造に取り組んできたが、このほど新商品のフルーツビール「フランボワーズ」を開発、発表会を開いた。
佐藤社長は「ビール造りは旅館と同じく気配りと心配りが大切で一時も気が抜けない。地ビールとして定着することで、天童温泉の発展に寄与できればうれしい」とあいさつした。
新商品のフランボワーズは麦芽100%のボディーにレッドラズベリーを副原料を使用し醸造。甘酸っぱい木いちごが香味するフルーティーなビールに仕上げた。これにより、ビール商品はさくらんぼビール・聖桜坊(セントチェリー)、そばDRY(ミスターA)と合わせ3種類となる。
現在、国内の温泉旅館でビール醸造所を所有するのは他に2カ所のみで、本格的なフルーツビールは初めてとなる。
問い合わせは、TEL023(654)3311。
新商品の「フランボワーズ」を披露した発表会会場