6月13日から「『山形日和。』観光キャンペーン」を始める山形県。蔵王山(宮城、山形県境)の「火口周辺警報」で観光にも影響が出ているが、風評被害を払拭しようと力が入る。14日には観光関係者らが東京・池之端の観光経済新聞社を訪れ、キャンペーンにかける意気込みを示した=写真。
訪れたのは、ヤマコー取締役の高橋茂さん(誘客対策副委員長)、高見屋旅館常務の木村丹さん、同取締役女将の岡崎恭子さん、ル・ベール蔵王社長の川崎禮子さん(やまがた女将会会長)、銀山荘副社長の小関由紀子さん、有馬館女将の須藤佳子さん、県観光交流課山形DCおもてなし推進室室長補佐の西堀公司さん、JR東日本仙台支社営業部副課長の戸田正樹さん。
冒頭あいさつした高橋さんは「今回のキャンペーンはポストDCとしてさらにパワーアップし、新しい切り口でお客さまをもてなす」と抱負を述べた。また、風評被害については「正確な情報発信に努め、(蔵王山から離れているため)安全であることを訴え、払拭したい」と力を込めた。
キャンペーンは9月12日まで実施。宿泊しなければ体験できない「朝摘みさくらんぼ」(6月〜7月中旬)やさくらんぼをテーマにした「日本一さくらんぼ祭り」(6月20、21日)のほか、山形発・世界の逸品を見て体験する産業観光、週末に農園ランチを楽しむ農観連携などで観光客をもてなす。
女将たちも「火口湖・御釜以外でも十分に楽しめる温泉地がたくさんある」などと述べ、山形の魅力をアピールした。