外国人雇用で講演会も
山形県旅館ホテル生活衛生同業組合(佐藤信幸理事長、323会員)は5月29日、同県瀬見温泉の「ゆめみの宿・観松館」で令和元年度の通常総会を開いた。役員改選で佐藤理事長を再選したほか、外国人雇用に関する講演会を行った。佐藤理事長は「業界の人手不足は深刻。時間はかかるが皆さんと一体になって取り組めば必ず問題は解決できる。観光業界の振興に向けてともにがんばろう」と協力を訴えた。
今年度事業計画は(1)県および東北観光推進機構との連携強化(2)インバウンド事業の推進(3)外国人労働者の雇用受け入れへの対応(4)災害発生時の対応マニュアルの策定研究―など。
事業はほかに、事業継続計画(BCP)策定能力の向上、デスティネーションキャンペーン(DC)、地域別キャンペーン支援事業への参加、現行の旅館業振興指針の改正への準備を盛り込んだ。
講演では全旅連の竹村奉文アドバイザーが、外国人雇用が必要な理由、特定技能評価試験など、旅館・ホテルが外国人を雇用するまでの流れについて解説した。
総会には、佐藤仁喜弥・山形県防災くらし安心部長、笠原栄・最上町副町長、矢吹栄修・山形県議会議員、加賀正和・山形県議会議員をはじめ来賓、会員、協賛業者ら約80人が出席した。
佐藤理事長