岐阜県は、県内の観光振興の気運を盛り上げる「飛騨・美濃じまん観光キャンペーン」で秋の重点期間の10〜12月に岐阜の味覚をPRする。その一環として、「ぎふの味・伝承名人」に認定された料理人12人の創作した季節の県産品を使ったオリジナルメニュー10品が各伝承名人の店舗で提供される。
ぎふの味・伝承名人は、県産品などを使用した料理のコンクールで優秀な成績だった料理人を岐阜県知事が認定した12人。オリジナルメニューは「ぎふ山物語」をテーマに創作。岐阜グランドホテルの森義雄、福田耕治、衣笠進各氏による和食「心、粋、伝・三名人織り成す郷土豊かな癒し」や欧風懐石・膳の宮原貴志氏によるフランス料理「岐阜五感の料理サンク・キュイジーヌ・ギフ」など、オリジナリティあふれる料理が出そろった。
9月25日には、オリジナルメニューの発表会が岐阜市の岐阜調理専門学校で開かれ、一般参加者に加え、古田肇・岐阜県知事も試食=写真。古田知事は「料理人による岐阜のPRという新たな企画。今回参加したみなさまにも岐阜県にある魅力的な食を見つけ出し、多くの人にぜひPRしてほしい」と語っていた。
飛騨・美濃じまん観光キャンペーンは、岐阜県が12年開催の「ぎふ清流国対」まで毎年度重点テーマを設定して実施するキャンペーン。今年は「食」と「水」を重点テーマに設定している。