岐阜県と3市1村で組織する飛騨地域観光協議会は24、25日、JR東京駅で観光PRイベント「飛騨路応援キャンペーン」を開いた。「平成30年7月豪雨」の影響で観光客が減少している飛騨地域の集客回復を図る取り組み。会場には岐阜県のキャラクター「ミナモ」が登場し、来場者と触れ合ったり、記念写真に応じたりと場を和ませた。
豪雨の影響で運休していたJR東海の特急ワイドビューひだが11日から名古屋・大阪~飛騨古川間で運行を再開。これを機に、首都圏からも多くの観光客に来訪してもらおうと、飛騨地域の高山市、飛騨市、下呂市、白川村の観光地をPRした。
場内には「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」(2012年開催)のマスコットキャラクターで、県の公式キャラクターにも就任したミナモが登場。ユニークなしぐさで子どもたちを楽しませた。
飛騨地域に関わるクイズラリーも行い、回答者にホテルのペア宿泊券や飛騨牛ギフト券、飛騨メロンなどの特産品をプレゼントした。
岐阜県観光企画課国内誘客係の松井奈穂主査によると、7月の下呂温泉の宿泊客は前年比約3割減。高山は数字が出ていないが、「街を歩く人は普段より少ない」状況だ。「特急の運行再開を機に、客足が戻ってくれれば」と話していた。
県のキャラクター「ミナモ」が登場。イベントを盛り上げた