岡山県の倉敷市文化産業局文化観光部観光課と倉敷観光コンベンションビューローはこのほど、宿泊施設向けの助成金制度「ぼっけぇお得な『倉敷みらい旅』」を始めた。宿泊施設が設定する特典付き宿泊前売りプランの販売を支援。新型コロナウイルスの収束後に宿泊客を呼び込み、地域経済の活性化を図る。
助成対象は、倉敷市内の同コンベンションビューロー加盟の宿泊事業者。特典付き宿泊前売りプラン販売額のうち、40%を宿泊事業者へ助成する。1プラン1人当たり2万円、1施設当たり200万円が上限。
設定条件は、(1)税込み1人1万円以上の販売額とすること(2)宿泊可能日を2022年3月31日までに設定し、購入後に利用者が日時を指定し利用できること(3)購入後の取り消しを不可とすること(4)助成金額以上の付加価値を付与すること(5)付加価値は市内事業者と連携して付与すること(6)「倉敷みらい旅」を前売りプラン名に含めること(7)同コンベンションビューローと倉敷市の助成があることを示すこと。
プランは例えば1人1室1万2500円で、5千円分の農業や物作り体験付き、ジーンズ購入券付きなどを想定している。
7月15日まで申請を受け付け。プランは認定後から7月31日まで販売できる。助成金の請求期限は8月21日まで。
宿泊事業者や特典を提供する市内の事業者は、厳しい経営環境の今、収入を得られること、利用者は宿泊商品を格安で購入できるほか、期間内ならいつでも利用できるため、旅行の予定を組みやすいなどのメリットがある。
詳細は倉敷観光コンベンションビューローのホームページに掲載している。