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岩手県北バスは9月28日、「宮古~盛岡間急行バス(106急行)」車内でキャッシュレス決済を導入した。
1.車内キャッシュレス決済の目的
・お客様の利便性向上を通じた高速バスの利用促進
・新型コロナウイルスの感染予防
・運転手の業務負荷の軽減
・インバウンド観光客の利便性の向上
2.キャッシュレス決済の概要
・キャッシュレス決済の種類
・Visaのタッチ決済
・PayPay、Alipay、LINE Pay、楽天ペイ
・利用開始日:2020年9月28日(LINE Pay、楽天ペイは11月以降を予定)
・対象路線:宮古~盛岡間急行バス(106急行)
3.各社の役割
・みちのりHD:サービス設計、システム導入支援
・岩手県北バス:高速バスの運行、システム運用
・小田原機器:キャッシュレス決済用システム(タブレット端末等)の開発・提供
4.本サービスの特徴
・多様な決済方法 ― Visaのタッチ決済のバス車内利用とともに、各種QR決済(PayPay、Alipay、LINE Pay、楽天ペイ)を備える。
・コンパクトな端末 ― バス車両の乗降口にタブレット端末を設置し、「Visaのタッチ決済」か「QRコード決済」かいずれかを選択し決済を行います。そのほかの外付けのデバイスを不要としており、バス車内でのコンパクトな端末設置を実現しています。
・多区間運賃の対応 ― 途中停留所からご乗車するお客さまの現金準備や両替の負担を軽減し、スムーズに乗降頂けるとともに、各キャッシュレス決済が展開する還元やポイントなどにより、お得にご利用頂けます。
5.利用方法
・Visaのタッチ決済の利用方法 (次ページ参照)
-降車時にタブレット端末にて、Visaのタッチ決済を行います。
-Visaのタッチ決済対応のカードやモバイル端末をタブレットにかざすだけで決済が終了します。
・QRコード決済の利用方法 (次ページ参照)
-降車時にタブレット端末とQRコードリーダにて、QRコード決済を行います。
-利用形態はストアスキャン方式となります。お客さまがご自身のスマートフォンにQRコードアプリを表示し、QRコードリーダに各ブランドのQRコードをかざすことで決済されます。
-なお、スマートフォンに表示したQRコードのブランドを自動判別し、決済ができます。
【Visaのタッチ決済/QRコード決済 利用方法】
【QRコード決済】
【カード決済(タッチ決済)】
6.Visaのタッチ決済について
Visaのタッチ決済は、日本を含む世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。受け入れマークがあるスーパーやコンビニエンスストア、ファストフードレストラン等で利用いただけます。
ご利用者ご本人がレジのリーダにタッチ決済対応のカードやスマートフォンをかざすだけで、サインも暗証番号の入力も不要*で、スピーディーかつ安心・安全にお支払いが完了します。
現在、既にロンドンやシンガポール、ニューヨーク等の公共交通機関でVisaのタッチ決済が利用可能です。さらに、世界中の500の公共交通機関における導入プロジェクトが進行中であり、今後も急速に増加していく見込みです。また、ロンドンやシンガポールでは100を超える国や地域の非接触カードが使われた実績があり、インバウンド観光客にとってのストレスない移動を提供していると言えます。
*一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります
7. 今後の展開
みちのりグループでは、今回同様のキャッシュレス決済を、積極的に展開していきます。
・第一弾 7月29日開始 茨城交通 勝田・東海―東京線
・第二弾 9月28日開始予定 岩手県北バス 宮古~盛岡間急行バス(106急行)
・第三弾 10月下旬予定 福島交通・会津バス 会津若松・福島・相馬―仙台空港線
【参考】
※「岩手県北バス 宮古~盛岡間急行バス(106急行)」の詳細は、下記Webページをご参照ください。
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/archives/16465/