山口県下関市の巌流島で、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘400周年を記念したイベント「巌流島決闘十番勝負」がスタートした。ご当地グルメを食べ比べてもらう対決などが行われ、多くの来場者を集めた。さまざまなジャンルの対決が11月まで行われる。
イベントは、巌流島を「決闘の聖地」として売り出そうと、下関市、北九州市、山口県で作る関門海峡観光推進協議会(会長・中尾友昭下関市長)が企画。プロレス、剣道、B級グルメなどの対決が実施される。
400年目の記念の日となる13日は、同協議会が昨年から募集していた「十番勝負」の認定式が行われた=写真。決闘イベントを主催する各団体の代表者ら70人が出席し、巌流島決闘十番勝負のスタートとして、長府藩櫟木(いちき)流砲術が披露され、火縄銃の号砲が轟いた。
また、新しい関門PRマスコットキャラクター「しものせき武蔵くん」「がんりゅう小次郎くん」の発表も行われた。
15日は巌流島十番勝負に認定された「巌流島凧揚げ合戦」や「ロボットバトル・イン・巌流島」のほか、「関門グルメ対決」として下関の「とんちゃん焼き」と北九州市の「焼きうどん」を先着400人に食べ比べてもらうイベントを開催。約1500人が巌流島を訪れ、イベントを楽しんだ。