市原ぞうの国(千葉県市原市)は開園初となる大規模リニューアルを行い、来年春にオープンする。象舎や象の水遊び場を整備するなど、象がリフレッシュできる環境づくりを進める。
同園は国内最多の12頭の象をはじめ、レッサーパンダ、ビーバーなどおよそ90種類を飼育する動物園。2005年夏に公開された映画「星になった少年」の原作者、坂本小百合氏が園長を務める。象の背中に乗ったり、鼻にぶら下がったりと、動物と身近に触れ合えるのが特徴。タイから18人の象使いが来日し、園内の象の世話をしている。
リニューアルでは老朽化した象舎を作り直すほか、象の水遊び場「エレファントスプラッシュ」を建設する。水遊び場の建設資金はクラウドファンディングで10月27日に募集を始めた。募金をした人には見返りとして、「象と一緒の夜桜パーティー券」や、「象の体の上をまたげる券」を贈る。募集は来年1月15日まで。
象の水遊び場「エレファントスプラッシュ」(完成予想図)