三重県・湯の山温泉ではこのほど、「そぞろ歩きで湯めぐり」というイベントを始めた。期間中、同温泉地の旅館に泊まった人は、無料でほかの旅館の湯めぐりができるもの。湯の山温泉ではこのイベントに合わせて、うちわと湯めぐりの際にタオルなどを持ち運べる手提げバックを作った。
併せて巾着袋も製作。湯の山温泉は、「恋結びの街」として知られるが、縁結びに祈祷された「大石恋石」という石を買い求めるカップルが多いためという。「大石恋石を手軽に持ち運んでもらうため」と蔵之助・若女将の矢田麻里子さんは話す。
この手提げバッグと巾着袋は、作務衣(さむえ)を従業員ユニフォームとして提案する布の力・久磨衣に依頼した。
手提げバッグは、青を基調に折鶴のイラストをあしらった。巾着袋は、青とピンク、オレンジの3色を用意。「恋結びの街湯の山温泉 大石恋石」の文字が躍る。
「デザイン性が高い点が気に入っている」と矢田さん。また、「発注から製作まで、あまり時間がないなかていねいに対応してくれたうえ、規格外のことなどさまざまな提案をしてくれた」とその真摯な仕事ぶりを評価する。イベントは7月20日まで継続される。期間中、このバッグと巾着袋を持ち運ぶ、多くの観光客の姿が見受けられそうだ。
この件についての問い合わせ先は、布の力・久磨衣(TEL0120・591・901)。
手提げバック