
日本生産性本部・サービス産業生産性協議会は、2023年度の日本版顧客満足度指数(JCSI)について、7業種80企業・ブランドを対象とした第3回調査の結果を発表した。9指標のうち顧客満足では、シティホテル業種では帝国ホテルが15年連続で1位、ビジネスホテル業種ではドーミーインが4年連続で1位となった。
企業の付加価値や顧客満足を高める経営の普及、サービス産業の成長と国際競争力の強化を目的に、09年度から発表している。調査は、サービス産業の生産性を測る上で重要な「顧客満足」「推奨意向」「感動指標」「顧客期待」「知覚品質」「知覚価値」「ロイヤルティ」「感動指標」「失望指標」の9指標を消費者の回答を基に数値化する。
第3回調査は23年8~9月に実施。インターネット・モニターを用いた2段階調査で回答者数は2万4338人。質問数は100問以上。業種ごとの売り上げ上位企業や多数の回答に挙げられる企業・ブランドを対象に指数化している。
シティホテル業種の指数化対象は、帝国ホテル、ANAクラウンプラザホテル、プリンスホテル、ホテル日航、リーガロイヤルホテル。回答者数などの条件を満たさず順位付けを行わない企業・ブランドとして東急ホテル、ホテルオークラ、マリオット・インターナショナル。回答者の要件は、2年以内に2回以上の利用など。
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