帝国ホテル(東京都千代田区)は、取引先とともにサステナブルで責任ある調達を推進するため、同ホテルグループの「サステナビリティ調達方針」を策定し、1日から運用を開始した。
帝国ホテルグループは、優れたサービスや商品提供に尽力するともに、中長期経営計画2036の基本戦略の一つに「当社企業活動の全てについてSDGs貢献度を最大限向上させる」を掲げるなど、社会課題の解決を目指している。
同グループはこのほど、調達に関わる考え方を仕入れ取り引き先に示し、理解と協力を得ながら持続可能で責任ある調達を目指してサステナビリティ調達方針を策定。国際連合や経済産業省のガイドラインを踏まえ、品質管理や公正・公平な取引、地球環境や動物福祉への配慮、人権尊重などを含む、ホテル・飲食業ならではの視点を加えた12の項目を定めた。
1日に公式ホームページで開示し、同方針に則った調達活動を同グループで全社的に推進していくほか、主要取引先への説明会、アンケートの実施などを通してサステナブルな調達活動のさらなる改良を図っていく。「ホテル・観光業界全体にもより良い調達が広がることを期待している」と同グループ。