広島、愛媛両県が2014年に共催する博覧会の概要が3月27日に発表された。名称を「瀬戸内しまのわ2014」とし、14年3月16日の瀬戸内海国立公園指定80周年に合わせて、3月21日から10月26日まで開催する。瀬戸内海に浮かぶ島々が輪のようにつながり、瀬戸内の元気やぬくもりが感じられるイベントにしたいとしている。
博覧会は3つの季節ごとにテーマを設定する。3〜5月の春は「花とサイクリング」、6〜8月の夏は「海とクルージング」、9〜10月の秋は「食とアート」をテーマにした。5月には、しまなみ海道を会場に国際的なサイクリング大会を行う。
3月21日のオープニングイベントは、世界遺産の厳島神社がある宮島でコンサートや船舶のパレードなどの催しを検討している。10月26日の閉幕イベントは、愛媛県今治市の大三島でシンポジウムや交流会を開催する予定。
両県の大小の島々と臨海部を会場として、自治体や地域住民グループ、NPO、民間企業などが展開する観光プログラムを100以上用意する予定。参加者は80万人を見込んでおり、交流人口の拡大を図りたい考え。
博覧会のシンボルマーク