広島県と同県観光連盟は6日、東京都内で、首都圏の旅行会社やマスコミ関係者を対象にした観光情報説明会を開いた。個別説明・商談会を行ったほか、来年放送のNHK大河ドラマ「平清盛」に関連した情報発信事業や、現地視察研修、旅行商品造成への助成制度などを紹介し、同県への送客への協力を求めた。
説明会で紹介したのは、「旅行会社等が実施する現地視察研修支援事業」「エキスカーション事業」「広島行き旅行商品等の広報支援事業」「バスツアー造成支援事業」の4つ。
このうち現地視察研修支援事業は、来年3月までの期間、平清盛に関する旅行商品の造成を目的とした広島県に1泊以上する研修について、参加者1人あたり5万円、1件あたり50万円を上限に助成を行うもの。
広報支援事業では、関東、中部、関西、九州の旅行会社などを対象に、新聞やフリーペーパーなどでのセールスプロモーションについて1社あたり15万円を限度に助成する。
多面的な助成事業を行うことで、広島県の観光素材の露出度を高めて認知度向上を図ると共に、旅行商品の造成を後押しし、より確実な誘客拡大を目指す。
説明会ではこのほか、同県を舞台とした映画やアニメ作品として、広島市、呉市でオールロケを行った映画「サルベージ・マイス」や、トロント国際映画祭に正式出品されるアニメ映画「ももへの手紙」などを紹介し、新たな観光素材になりうるものとしてアピール。
また約30人の同県観光関係者が、約50人の旅行業、マスコミ関係者と個別に面談して観光情報の交換などを行った。
個別の商談も