北陸財務局は8月6日、北陸三県の7月の経済調査の結果を公表した。能登半島地震の影響は残るものの、復旧・復興需要や北陸新幹線の敦賀延伸効果もみられることなどから「持ち直しつつある」と、3月以来4カ月ぶりに総括判断を上方修正した。
主要項目のうち、生産は地震後の復旧が進んでいることなどから、5月以来2カ月ぶりに「持ち直しつつある」と上方修正した。中でも医薬品が多くを占める化学は「地震で停止していた設備の復旧後は挽回生産を行っており、8月には1~3月期の遅れを取り戻せる見込み」があるなど「回復しつつある」とした。金属製品では、「首都圏の駅前開発を中心に安定的な需要がある」など、ビル用のアルミ建材に「持ち直しの動きがみられる」と判断した。【記事提供:ニッキン】
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