ホテル三楽荘(和歌山県白浜温泉)は今春、宿泊者の憩いと遊びの2階フロア「凪」と6階客室「波の綾」を新装開業した。スローガン「楽しみがいっぱいのホテル」のもと、新たな滞在価値と宿泊体験を提案し、従来以上の個人顧客の取り込みを図る。
2階フロア・凪は、フリードリンクを備えた「ラウンジ」、子ども向けの「こどもひろば」のほか、ミニゲームコーナー、マッサージチェアコーナー、コワーキングスペース、フォトスポット、ランドリーコーナー等を備える。既存のエステルーム、ストーンスパ、授乳室、子ども用浴衣コーナーも併せ、同館の「お客さまのさまざまな滞在目的を補完する施設づくりを目指した」との思いを形にしたフロアに仕上げた。
6階の客室フロア・波の綾は、2025年大阪・関西万博に向け「人間洗濯機」を開発していることでも知られるサイエンス(大阪市)と連携した客室づくりが大きな特徴。同社の最新のマイクロバブル技術を用いたシャワーヘッド「ミラブルzero」を全16室に標準装備した。うち8室にはマイクロバブル入浴装置「ミラバス」を付帯させ、美容と癒やし、デトックスを堪能する客室へと仕上げた。「白良浜を眺めながらの美入浴タイムを体現できる客室を提案する」と同館。
フロア改装に合わせ、二つの大浴場の広さを均等化する工事も実施。今秋には大浴場内にプロジェクションマッピングを導入する予定だ。
総合企画はリョケン。
凪のラウンジ
波の綾、新客室の内装