成田空港の5月の空港運用状況は、新型コロナウイルス感染症の拡大により発着回数、旅客数が大幅減となった。航空旅客数はが2ヶ月連続で過去最低だった。
【航空機発着回数】
新型コロナウイルス流行に伴い、前年同月比66%減の7,545回となりました。
▶ 国際線発着回数
旅客便は、成田空港が開港した1978年5月(1,043回)*に次ぐ、5月として過去2番目に少ない発着回数(前年同月比85%減の2,336回)となったものの、貨物便は、2ヶ月連続で過去最高の発着回数(前年同月比76%増の3,449回)を記録しました。
*1978年5月期は、開港日の5月20日から31日までの12日間の運用状況
▶ 国内線発着回数
前年同月比86%減の632回となりました。
【航空旅客数】
新型コロナウイルス流行に伴い、前年同月比98%減の89,640人となりました。
▶ 国際線旅客数
外国人旅客数(前年同月比99%減の17,732人)、日本人旅客数(前年同月比99%減の11,753人)および通過客数(前年同月比92%減の24,050人)が大幅に減少したことにより、前年同月比98%減の53,535人となりました。なお、外国人旅客数・日本人旅客数については、2ヶ月連続で過去最低の旅客数となりました。
▶ 国内線旅客数
前年同月比94%減の36,105人となりました。
【国際航空貨物量】
国際線旅客便の運休・減便により、貨物スペースを活用した輸送量が減少したものの、国際線貨物便が多数運航されたため、国際航空貨物量は137,766tとなり、前年同月比15%減に留まりました。