政府は7日、西日本豪雨の被災地域の観光需要を喚起する補助制度に、今年度予算の予備費から2億6600万円を追加することを決定した。現行の「ふっこう周遊割」の対象エリアに徳島県、香川県を追加する。宿泊料金が割引となる要件「2府県以上で2泊以上」も緩和して、1府県でも2泊以上した場合に適用するよう変更する。
国の7月豪雨観光支援事業費補助金を活用した事業。対象は災害救助法を適用した岡山、広島、愛媛、岐阜、京都、兵庫、鳥取、島根、山口、高知、福岡の11府県だったが、四国への訪問の窓口となる徳島県、香川県を追加する。徳島、香川の両県では1人1泊当たり4千円割引とする。
また、割引適用の手続きについても、旅館・ホテルでの宿泊料金の精算時にその場で割引できるように緩和し、訪日外国人を含めて旅行者に利用しやすくする。