新幹線延伸、青森と鹿児島が連携


両県知事が誘客をアピールした

両県知事が誘客をアピールした

 青森県と鹿児島県は5日、東京の品川プリンスホテルで共同キャンペーンイベント「つなグッど!青森・鹿児島 『2倍満足フェスタ』」を開いた。共に新幹線全線開業を控えて観光誘客などへの機運が高まっていることから、「新幹線全線開業」をキーワードにした共同PRを行うことで、より強力な情報発信を狙った。両県知事らはそれぞれ、首都圏の旅行業関係者やマスコミ関係者らに観光スポットや郷土の食文化を熱心にアピールし、誘客への協力を求めた。

 冒頭、青森県の三村申吾知事、鹿児島県の伊藤祐一郎知事は、固い握手を交わしてイベントの開会を宣言。続いてそれぞれプレゼンテーションを行って観光素材を紹介した。三村・青森県知事は、「自然も食もいいがとにかく『人』がいいのが青森。来てもらえば必ず心がほっと温まるはず」と強調。伊藤・鹿児島県知事は「鹿児島県には手つかずの自然など、素材そのものの力強さや高い質を持った『本物』があふれている」と話し、桜島、西郷隆盛、スパ(温泉)など、同県を代表する自然や人物の魅力をアピールした。

 イベントでは両県出身者によるトークショーも実施。登壇した青森県出身でレスリング選手の伊調馨さんと鹿児島県出身でシンガーソングライターの辛島美登里さんはそれぞれの県の食べ物や酒の魅力を語った。また伊調さんは「新幹線延伸で、青森全域を楽しんでもらえるようになるのはうれしい」、辛島さんは「飛行機は速く便利だが、『点』の移動のイメージ。日本は青森が雪の一方で、鹿児島は菜の花が咲いているなど、大きく景色が変わるが、新幹線を使えば、その季節のグラデーションを楽しめる」と新幹線延伸への期待感を語った。

 このほか見並陽一・JR東日本常務取締役、町孝・JR九州常務取締役がそれぞれ応援メッセージを送った。

両県知事が誘客をアピールした
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