青森、鹿児島の両県は8日、大阪市のホテルモントレ大阪で共同キャンペーンイベント「つなグッど 青森・鹿児島 『2倍満足フェスタ』」を開いた。12月4日の東北新幹線全線開業と、来年3月12日の九州新幹線の全線開業で、本州最北端と九州最南端が新幹線で結ばれることを記念し、両県が共同で観光情報をPRした。
三村申吾・青森県知事は「青森、鹿児島はそれぞれ新幹線のPRを行っている。どうすればもっと来てもらえるか、リピーターになってもらえるか、さまざまな準備をしている。青森の日本酒、まぐろ、鹿児島の焼酎、かつお、両県ともに牛と豚はおいしい。新幹線を契機に全国を元気にしたい」とあいさつした。
岡積常治・鹿児島県副知事は「九州新幹線全線開業で大阪まで約4時間で結ばれる。鹿児島には黒豚、黒牛、指宿や霧島などの温泉、焼酎、温かい人情といった、人を元気にする本物の素材にあふれている。北と南から日本を元気に、楽しさを配っていきたい」と述べた。
三村知事と岡積副知事は、青森、鹿児島の観光をそれぞれにプレゼンテーションした。お国自慢のトークショーには、青森県出身の演歌歌手、西尾夕紀さんと、鹿児島県出身で北京五輪の水泳銅メダリストの宮下純一さんが参加した。
新幹線を運行するJRからは、柴田信・JR西日本取締役常務執行役員営業本部長、原口宰・JR東日本取締役鉄道事業本部営業部長、古宮洋二・JR九州鉄道事業本部営業部長らが応援メッセージを送った。
また、中村嘉宏・青森県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長と奈良迫英光・鹿児島県観光プロデュサーが地元からの参加者を紹介し、旅行業者らに送客をアピールした。
三村知事(中央左)と岡積副知事(同右)