新潟県旅館組合は2月24日、東京のホテルメトロポリタンで旅行業者との観光交流会を開いた。昨年の「大観光交流年」で多くの観光客を受け、中越地震前の平成15年の入り込みを超えたことに謝意を述べるとともに、着地型旅行商品の開発・販売など観光客受け入れの基盤が整ってきたとして、前年に続いての多くの送客を求めた。
富井松一副理事長(松泉閣花月)は「昨年、天地人、国体、DC(デスティネーション・キャンペーン)など、多くの事業が展開され、皆さまのおかげで中越地震前の平成15年の入り込み数をオーバーできた。お客さまを受け入れる基盤ができてきた。今年も引き続き基盤整備に業界挙げて取り組んでまいりたい」とあいさつ。
新潟県の神保和男副知事は「昨年は地震前の平成15年の7千万人の入り込みを500万人オーバーし、7500万人という数字をいただくことができた。この勢いを今年も持続、発展させたい」と述べた。
来賓から、観光庁観光地域振興課の笹森秀樹課長、JR東日本の原口宰取締役があいさつ。「本当の戦いは今年。もう一度来ていただくために何をすべきか。力を合わせて取り組むことが大事だ」「ポストDCで多くのお客さまを新潟に送ることを約束したい」とそれぞれ述べた。
富井副理事長があいさつ