フェリーさんふらわあは5日、10月1日からの新社名が「商船三井さんふらわあ」に決まったと発表した。
株式会社フェリーさんふらわあ(社長:赤坂 光次郎、本社:大分県大分市、以下「当社」)は、同じく株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)の100%出資連結子会社である商船三井フェリー株式会社(社長:尾本 直俊、本社:東京都千代田区、以下「商船三井フェリー」)との事業統合後の新会社の社名を「株式会社商船三井さんふらわあ」(英文名:MOL Sunflower Ltd.)に決定しました。
新会社ロゴ
フェリーさんふらわあが運航する
「さんふらわあ くれない」商船三井フェリーが運航する
「さんふらわあ ふらの」
商船三井グループの証である「商船三井」を冠し、半世紀に亘り日本の物流を支え、船旅を通じて人々の豊かさに貢献しつづける「さんふらわあ」ブランドを継承する会社名としました。2023年10月1日から新会社としての営業を開始します。新会社は定期航路6航路、運航船15隻を有する国内最大規模のフェリー・内航RORO船(註1)事業会社として、より良いサービスを提供していきます。
商船三井は2023年4月より「ウェルビーイングライフ営業本部」を新設し、フェリー・内航RORO船事業や不動産・クルーズ・その他事業を同営業本部内におき、事業の柱の一つにしていきます。商船三井グループでフェリー事業の中核を担う両社が統合・集結することで、さらなる会社の成長につなげていきます。
(註1) 船の前後の出入り口からトラックやトレーラーによって直接貨物の積み降ろしをロールオン/ロールオフ(RORO)方式でおこなう船。
新会社の航路および運航船
航路 | 運航船 | 船種 |
大洗~苫小牧 | さんふらわあ さっぽろ
さんふらわあ ふらの さんふらわあ だいせつ さんふらわあ しれとこ |
フェリー |
東京~博多 | さんふらわあ とうきょう
さんふらわあ はかた |
RORO |
東京~苅田 | むさし丸、ぶぜん、すおう | RORO |
大阪~別府 | さんふらわあ くれない
さんふらわあ むらさき |
フェリー |
大阪~志布志 | さんふらわあ さつま
さんふらわあ きりしま |
フェリー |
大分~神戸 | さんふらわあ ごーるど
さんふらわあ ぱーる |
フェリー |
*現状から変更はありません。
統合の背景・目的
1)脱炭素社会・DX推進、トラックドライバー不足に代表される少子高齢化による物流・社会課題の解決に向け、グループ会社の経営資源を結集することで、お客様の輸送ニーズへの変化に柔軟に対応し、一層の輸送サービス向上を目指します。
2)ライフスタイルや価値観の多様化による旅客需要の変容を踏まえ、カスタマーサービスの改善やデジタル分野のマーケティング強化によって「カジュアルクルーズコンセプト」(註2)の浸透を加速します。ご家族・ご友人、ペット、同僚、知人などとの「絆」「安心」「信頼」を感じられる心地よい船旅を提供することで、お客様のウェルビーイング向上に貢献していきます。
3)フェリー発着地の自治体や地域社会との結びつきを従来にも増して強化し、地方創生・地域経済への貢献に努めていきます。
(註2)上質な船旅としてのクルーズを、定期航路を利用することで気軽に楽しんでいただく、商船三井グループフェリー事業の基本コンセプト
【新会社概要(予定)】
会社名 :株式会社商船三井さんふらわあ
(英文:MOL Sunflower Ltd.)
所在地 :東京都千代田区外神田1-18-13
代表者名 :決定次第お知らせします
事業所 :札幌、苫小牧、大洗、大阪、神戸、福岡、苅田、大分、
別府、熊本、宮崎、志布志、鹿児島
株主 :商船三井100%
事業内容 :一般旅客定期船事業、内航運送業、貨物利用運送事業、旅行業 他
営業開始 :2023年10月1日
【フェリーさんふらわあ 概要】
所在地 :大分県大分市生石5-3-1
代表者 :代表取締役社長 赤坂 光次郎
事業内容 :一般旅客定期航路事業 他
運航隻数 :フェリー6隻
資本金 :100,000千円(2023年6月1日現在)
設立 :2011年10月
ホームページ:https://www.ferry-sunflower.co.jp/
【商船三井フェリー 概要】
所在地 :東京都千代田区外神田1-18-13
代表者 :代表取締役社長 尾本 直俊
事業内容 :一般旅客定期航路事業、内航運送業、貨物利用運送事業、
旅行業(東京都知事第2-5027号) 他
運航隻数 :フェリー4隻、内航RORO船5隻
資本金 :1,577,400千円(2023年6月1日現在)
設立 :2001年3月