7月3日に発行が始まった新デザインの紙幣が日本経済に及ぼす影響について帝国データバンクは、企業へのアンケート調査をこのほど行った。およそ3社に1社が「プラスの影響(の方が大きい)」と回答。「肖像の人物ゆかりの地・企業の活性化」を指摘する一方、「企業の費用負担の増加」を半数以上が挙げている。
「プラスの影響」に35.1%と、最も多く回答した。以下、「影響なし」32.5%、「分からない」18.1%、「マイナスの影響」14.3%。
新紙幣による具体的な影響も複数回答で聞いた。最も多いのが「企業の費用負担の増加(機種入れ替えやシステム改修など)」で、55.5%と半数以上が回答した。
以下、「特需による企業の売り上げ拡大(機種入れ替えやシステム改修など)」(37.3%)、「肖像の人物ゆかりの地・企業の活性化(イベントなど)」(35.6%)、「キャッシュレス化の後押し」(31.6%)など。
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