旅フェア2007(主催・旅フェア実行委員会)が19日から4日間、千葉県の幕張メッセで開かれた。天候にも恵まれ、また「電気のふるさと新じまん市」(同・電源地域振興センター)との同時開催の相乗効果もあってか、期間中、昨年を上回る約16万人が来場した。初めて設けた「ビジネスデー」(19日)には観光関係者ら約4千人が出席、セミナーや商談会が活発に行われた。
初日の開幕式で主催者を代表してあいさつした旅フェア実行委員会の中村徹会長(日本観光協会会長)は冒頭、能登半島地震について触れ、「宿泊業者などは元気に営業しているが、風評被害の影響も出ている。(払しょくに向け)観光業界関係者は石川県を中心とした北陸地域にお客を送ってほしい」と呼びかけた。
国土交通省の安富正文事務次官、総務省の瀧野欣弥総務審議官に続いてあいさつした堂本暁子千葉県知事は、「旅フェアの千葉での開催は今回で8回目となる。ビジネスデーを設けるなど新しい試みもあり、さらに前進した旅フェアとなった」と評価した。
テープカットに先立ち、第14回「優秀観光地づくり賞」の表彰式が行われ、金賞受賞の滋賀県彦根市(国土交通大臣賞)、静岡県三島市(総務大臣賞)の関係者らが表彰された。
今回から会期を1日延長しビジネスデーを設けた。旅フェア事務局では「業界関係者との商談を含めたBtoBの要素を取り入れた、観光業界の総合イベントとしての新たな可能性を踏み出すことができた」としている。参加人数は4032人となり、目標の5千人にわずかに届かなかった。
期間中の総入場数は15万8869人となり、初めて入場料を取った昨年の14万2644人を大きく上回った。一般公開初日となった20日は3万2823人だったが、週末になり来場者は増加、最終日は7万人近くが足を運んだ。
旅フェア2007には本社もブースを出展し、会場で特別号「にっぽんの温泉100選・人気温泉旅館ホテル250選」を配布した。
本社もブースを設け新聞を配布