旅行地理検定協会(東京都港区)は6月21日、国内外の地理や観光地の知識を認定する資格として「第51回旅行地理検定」を実施する。試験は、「日本・旅行地理検定」「世界・旅行地理検定」の2種類で、初級、中級を用意する。旅行業を目指す学生の就職、旅行会社社員の実務レベルアップを支援する。
旅行地理検定は、旅行をより楽しく、充実したものにすることを目的に実施。これまでに24万人が受験している。
試験は、初級が初歩的な知識、中級が主な観光地の案内ができる標準的な知識、上級が観光地全般にわたって旅行案内ができる専門的な知識を問う。「初めて受験する方は初級を、旅行業務取扱管理者試験を受験する人は日本、世界の中級を受験してほしい」と同協会。
申請期間は、5月13日まで。費用は、初級が3千円、中級が4千円。学校や企業など5人以上の団体受験の場合は、割引価格が適用される。受験はインターネット、または学校や企業など団体が会場、試験監督を用意する準会場のみで受けられる。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、全国5カ所で予定されていた公開会場受験は中止となった。
問い合わせは、JTB総合研究所(事務局)TEL03(6722)0756、メールアドレスgroup@chirikentei.jp。