鉄道旅客協会によると主要旅行会社12社の今年10月の総取扱額は、2817億283万円でで、前年同月比14.9%減だった。内訳は、国内旅行が同14.5%減の1831億8370万円、海外旅行は同16.2%減の904億457万円、外人旅行は同11.5%減の63億4518万円。各分野とも前年比2ケタの減少となった。総取扱額が前年同月の実績を上回った会社はない。
国内旅行は12社すべてが前年実績を割り込んだ。トップツアー、西鉄旅行、阪急交通社の3社は1ケタ減。その他9社は2ケタの落ち込み。
海外旅行は読売旅行(同1.6%増)のみが前年実績を超えた。
外人旅行は、近畿日本ツーリスト(KNT)が同69.2%と前年実績を大きく上回った。東武トラベル(同206.5%増)、農協観光(同5.4%増)も前年実績を超えた。
4月からの累計は、総取扱額が前年同期比17.0%減の1兆7907億1591万円だった。12社のうち総累計額で前年実績を超えているところはない。国内旅行は同12.2%減の1兆1578億644万円、海外旅行は同25.0%減の5892億8002万円、外人旅行は同21.1%減の308億9842万円。国内、海外、外人旅行の各分野別でも、前年超えしている会社はない。