鉄道旅客協会によると主要旅行会社12社の今年8月の総取扱額は、2932億7527万円で、前年同月比16.2%減だった。内訳は、国内旅行が同11.1%減の1902億2178万円。海外旅行は同24.4%減の979億2188万円、外人旅行は同21.2%減の38億199万円で、いずれも振るわなかった。
国内旅行は11社が前年実績割れ。阪急交通社(同0.1%増)のみわずかに前年を超えた。トップツアー、京王観光の下げ幅が1割未満にとどまったほかは、各社2ケタ減。
海外旅行は阪急交通社が同15.7%増と大きく伸ばす一方で、その他11社はいずれも2ケタの減少。トップツアー、西鉄旅行は前年の6割にも満たなかった。
外人旅行は、農協観光と日本通運が2ケタ伸びたが、上位4社(JTB、KNT、日本旅行、トップツアー)は低調。
4月からの累計は、総取扱額が、前年同期比19.9%減の1兆2199億3497万円だった。12社のうち総累計額が前年実績を超えているところはない。国内旅行は同13.4%減の8028億9562万円、海外旅行は同30.8%減の3868億3957万円、外人旅行は同22.2%減の207億8895万円。国内、海外、外人旅行の各分野別でも、前年超えしている会社はない。