総務省は9日、国民の自由時間などでの活動について5年ごとに探る、平成18年10月に実施した社会生活基本調査の結果を公表した。それによると、過去1年間に何らかの「旅行・行楽」を行った人は8660万7千人、その行動者率は76.2%であり、5年前の平成13年に比べ4.7ポイント低下している。
男女別では男性が4128万人、女性が4532万7千人。行動者率は男性が74・7%、女性が77・7%で、女性が男性より3.0ポイント高かった。5年前より男性が5.1ポイント、女性が4.1ポイントそれぞれ低下している。
行動者率を年齢階級別にみると、15〜19歳から年齢が高くなるにつれて上昇し、35〜39歳で84.2%と最も高くなり、40歳以上は年齢が高くなるにつれておおむね低下している。男女別にみると、75歳以上を除くすべての年齢階級で女性の方が高くなっている。
種類別で言うと、行動率は「行楽(日帰り)」が60.0%、「観光旅行(国内)」は49.6%、「観光旅行(海外)」が8.5%だった。5年前との比較では、「行楽(日帰り)」が5.6ポイント低下、「観光旅行(国内)」が4.9ポイント低下している。
観光旅行(国内)については、男性は10〜14歳が最も高く、次いで65〜69歳、一方、女性は20〜24歳が最も高く、次いで25〜29歳となった。
観光旅行(海外)については、男性は65〜69歳が最も高く、女性は25〜29歳が最も高い。
旅行・行楽の行動者率を「共にした人」別にみると、「家族と」が57.0%と最も高く、次いで「友人・知人・その他の人と」が34.1%、「学校・職場の人と」が18.7%、「1人で」が14.6%、「地域の人と」6.8%となっている。