帝国データバンクはこのほど、全国の企業に行った景気動向調査の10月分を公表した。同月の旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は22.6と、全51業種中、11カ月連続で最下位となった。ただ、前月比12.2ポイント増と2カ月連続で改善した。
全業種計は同1.6ポイント増の41.5。緊急事態宣言などの人流抑制策が解除されたことで個人消費関連が大きく改善した。
10の業界別では、全てが前月を上回った。このうち旅館・ホテルを含めたサービスは同2.5ポイント増の43.6。旅館・ホテルのほか、飲食店(12.6ポイント増の27.8)、娯楽サービス(5.0ポイント増の34.0)など、個人向けサービスの景況感が大きく改善した。
会員向け記事です。