帝国データバンクが11月に行った全国企業対象の景気動向調査で、同月の旅館・ホテルの景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は前月比7.6ポイント増の30.2と、1年ぶりに全51業種中の最下位を脱出した。ただ、下から2番目と、依然低水準にとどまっている。全業種計は同1.6ポイント増の43.1と、3カ月連続で改善。「国内景気は新規感染者数の落ち着きでプラス材料が多く表れ、回復傾向が続いた」(同社)。
旅館・ホテルは昨年12月から前月まで11カ月連続で業種別最下位だった。11月は繊維・繊維製品・服飾品卸売が27.4と、最も低い数字になった。旅館・ホテルは出版・印刷と並ぶワースト2。飲食店も31.4と、低い数字にとどまっている。
同月は全51業種中、42業種が前月比改善した。
会員向け記事です。