帝国データバンクが4月に行った人手不足に対する企業の動向調査で、旅館・ホテルの人手不足割合が正社員で52.4%、非正社員で56.1%と急増した。コロナ禍で大きく低下したが、ここに来て再び上昇している。特に非正社員不足割合が業種別2位と顕著だ。
正社員の不足割合は旅館・ホテルが全51業種中で9位。20年同月の12.5%、21年同月の23.5%から大きく上昇している。
一方、非正社員の不足割合は旅館・ホテルが飲食店(77.3%)に次ぐ高さとなった。20年同月の6.9%、21年同月の27.3%から、こちらも大きく上昇している。
人手不足割合の全業種計は、正社員が45.9%。非正社員が27.3%。前年同月からそれぞれ8.7ポイント、6.7ポイント上昇し、新型コロナ禍前の水準に迫っている。
人手不足割合が高い上位10業種は次の通り。
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