旅館・ホテル、正社員64%が「不足」


非正社員は62%

帝国データバンクは10月、人手不足に関する企業の動向調査を行った。従業員不足と回答した企業割合は、旅館・ホテルが正社員で63.6%、非正社員で61.9%と、それぞれ51業種中の7位、3位にランクされた。旅館・ホテルを含め、非製造業の人手不足割合が高水準となっている。

正社員が不足と回答した企業割合は全体で50.1%と、前年同月(52.5%)から2.4ポイント低下した。

このうち製造業は39.3%で、同9.1ポイント低下。非製造業は54.3%で、同0.2ポイント上昇した。製造業が大きく低下したのに比べ、非製造業はわずかながら上昇と、対照的な動きを見せた。

正社員が不足している上位10業種は、1位情報サービス(75.3%)、2位建設(70.4%)、3位運輸・倉庫(66.1%)、4位自動車・同部品小売(65.7%)、5位農・林・水産(64.7%)、6位メンテナンス・警備・検査(64.4%)、7位旅館・ホテルと娯楽サービス(63.6%)、9位医療・福祉・保健衛生(61.8%)、10位リース・賃貸(59.8%)。

旅館・ホテル、運輸・倉庫など、非製造業で労働集約型産業が目立つ。

上位10業種のうち、6位のメンテナンス・警備・検査を除く9業種で不足割合が前年同月から上昇。旅館・ホテルは前年同月の50.0%から13.6ポイント上昇した。

一方、非正社員が不足と回答した企業割合は、全体で29.3%と、前年同月(34.1%)比4.8ポイント低下した。このうち製造業は22.8%で、同11.5ポイント低下。非製造業は32.2%で、同1.9ポイント低下。

非正社員の不足割合が高い上位10業種は、1位飲食店(78.3%)、2位娯楽サービス(64.2%)、3位旅館・ホテル(61.9%)、4位飲食料品小売(60.7%)、5位各種商品小売(58.3%)、6位人材派遣・紹介(55.8%)、7位メンテナンス・警備・検査(54.6%)、8位農・林・水産(53.3%)、9位教育サービス(52.4%)、10位運輸・倉庫(48.4%)。

旅館・ホテルは前年同月の47.8%から14.1ポイント上昇した。

 

 
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