民間調査会社の帝国データバンクによると、昨年1年間のホテル・旅館経営業者の倒産は123件で、前年(108件)を15件(13.9%)上回った。また負債総額は1360億2200万円で、前年(1638億4400万円)を278億2200万円(17.0%)下回った。件数は帝国データバンクが倒産の集計対象を法的整理のみに変更した05年以降、3年連続で増加。負債総額は06年以降、2年連続で減少した。
月別の倒産件数は、10件以上の2ケタ倒産が3、5〜8、10、11月の計7回。前年の6回を上回った。最も件数が多かったのは10月の15件。前年は3月の15件が月別の最多倒産件数となっている。
月別の負債総額は、100億円以上の大台を超えたのが1、3〜5、8、10月の計6回。前年と同数だった。最も額が多かったのは8月の288億1300万円。前年は4月に524億4100万円を記録している。
件数、負債とも減 12月のホテル・ 旅館経営業者倒産
帝国データバンクによると、昨年12月単月のホテル・旅館経営業者の倒産は6件、負債総額は22億1700万円だった。件数は前月比8件、前年同月比1件のそれぞれ減少。負債総額は前月比62億3800万円、前年同月比113億9300万円、それぞれ減少した。