帝国データバンクによると、昨年1年間(09年1〜12月)のホテル・旅館経営業者の倒産は109件で、前年比14件(11.4%)減少した。負債総額は1148億800万円で、同212億1400万円(15.6%)減少した。件数は、同社が倒産の集計基準を法的整理のみに変更した05年以降で初の減少。負債総額は、3年連続で減少した。
年間の倒産件数は05年以降、70件、105件、108件、123件と推移。08年まで増加が続いていたが、昨年は減少した。
09年の倒産件数を月別にみると、10件以上の2ケタを記録したのは、3〜6月、10月の5回。前年の7回を下回った。月別最多は10月の14件、最少は1、7、11月の6件。
年間の負債総額は06年をピークに減少が続き、09年は05年(1406億6200万円)も下回り、ここ5年間で最少となった。
負債総額を月別にみると、100億円以上を記録したのは1、3、4、6、10、12月の6回で、前年と同数。ただ、200億円以上は4月の1回のみで、前年の2回から減少した。