日本旅館協会北海道支部連合会は13日、会員旅館を対象に実施した宿泊実績調査の今年9月の結果をまとめた。シルバーウイーク(SW、秋の大型連休)の効果やインバウンドの好調持続で前年同月に比べて宿泊人員が5.3%増、売り上げが8.4%増となった。宿泊人員は外国人に限ると、36.6%増だった。
北海道内の主な観光地、温泉地14地区に所在する旅館109軒から回答を得た。
地区別で前年同月の実績を上回ったのは、宿泊人員で10地区、売り上げで12地区。売り上げでは、「登別温泉・カルルス温泉」の19.0%増、「洞爺湖温泉・支笏湖・日高・えりも」の18.0%増などの伸びが目立った。
9月からは北海道が発行したプレミアム付き旅行券(対象・道内客、道外客、外国人)の使用がスタートした。宿泊施設の間からは、多くの利用があるとの報告がある一方で、利用者の記入、宿泊施設の事務などに手間がかかるとの感想もあった。