日本旅館協会北海道支部連合会は8日、会員旅館を対象にした宿泊実績調査の2019年10月の結果をまとめた=表。前年同月の実績に対して宿泊人員は0.7%増、売り上げは3.2%増となった。前年10月に北海道胆振東部地震に伴う「ふっこう割」がスタートした反動や、日韓関係の悪化に伴う韓国客の落ち込みなど訪日客の減少で、宿泊人員は微増にとどまったとみられる。
北海道内の主な観光地・温泉地14地区に所在する105軒が回答した。
宿泊人員の内訳は、国内客が前年同月比4.0%増、訪日客が同12.2%減。訪日客のマイナスは10カ月連続。宿泊人員には台風に伴う宿泊キャンセルなども影響したとみられる。
宿泊人員の前年同月比では、G20観光大臣会合(10月25、26日)が開かれた倶知安町を含む「余市・倶知安・ニセコ・岩内」が17.9%増だった。