旅館協会東北の7月実態調査、宿泊人員は前年並み


 日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、会員旅館を対象に毎月実施している宿泊実態調査の2019年7月の結果をまとめた=表。東北6県合計では前年同月の実績に対して宿泊人員が0.5%増、売り上げが0.6%増とほぼ前年並みだったが、県別では前年同月の実績を上回ったのは2県だけで、4県は下回った。

 東北6県に所在する旅館98軒が回答。

 県別に宿泊人員の前年同月比を見ると、福島県が7.6%増、岩手県が1.2%増とプラスだったが、青森、秋田、宮城、山形の4県はマイナスだった。

 このうち山形県の宿泊人員は2.4%減となり、6月18日に発生した山形県沖を震源とする地震の風評被害などの影響が庄内地方に出ているとみられる。

 宿泊人員の19年1~7月累計の前年同期比を見ると、青森県が2%増、岩手県が5%増、秋田県が2%減、宮城県が増減なし、山形県が4%減、福島県が2%増となった。

 訪日外国人旅行者に限った宿泊人員の前年同期比では、青森県が3%減、岩手県が28%増、秋田県が21%減、宮城県が57%増、山形県が1%減、福島県が16%増となった。

 
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