ホテル三日月グループ(千葉県勝浦市)は10月27日、「きぬ川ホテル三日月」(栃木県日光市鬼怒川温泉)をリニューアルし、名称を「日光きぬ川ホテル三日月」に変更すると発表した。館内に設置した日光東照宮の分霊社や、新装した施設の内覧会も実施した。
同館の「つばき亭」を耐震補強するとともに、館内をリニューアルした。屋外に新設した「おぷーろ」では、水着着用でプールのように温泉に漬かり、眼前に広がる鬼怒川の眺めを楽しめる。ロビーには、旅行者の安心安全を祈念して日光東照宮の分霊社、「三日月神社」を設置した。
9階フロアは「Nikko Kinugawa Mikazuki CLUB9」に改装。大正浪漫をイメージしたラウンジコーナーを設け、露天風呂付き客室「かわせみ」「ゆうすい」をより広々としたレイアウトに新装した。
3階のレストラン「絹の川」は、従来よりも広いスペースを確保し、客席を増やした。
同館の小林振一郎副支配人は「国内外の広域からの誘客を図り、発信力の強い日光という地名を名称に加えた」と説明。「団体のみならず、近年増加している家族連れやグループのお客さまをしっかり迎えたい。若い世代にも客層を広げたい」と述べ、新たな宿泊客獲得への思いを語った。
露天風呂付き客室「かわせみ」の室内
日光東照宮の分霊社、「三日月神社」