栃木県日光市は2月14日、メディアや旅行会社を対象に第2回日光市観光情報商談会を東京都内で開催した。説明会では観光需要回復期を見据えた政策のほか、新しい日光を発信するブランディング「NEW DAY’NEW LIGHT.日光」に関連する誘客促進・地域経済活性化プロジェクト「CHOCOTTO NIKKO」の概要などを粉川昭一市長と市観光協会副会長・大迫清嗣氏が参加者に伝えた。
粉川市長は冒頭あいさつで、「当市にとって観光閑散期となる冬季の誘客促進事業として、タカラ湯(東京都足立区)を舞台とした特別イベント『日光めぐり湯』を2月19日まで実施している。日光名物の天然氷を使った特製かき氷も併せて提供している。日光を大いに堪能してほしい」と近時の事業について説明。「今後も一日でも長く滞在してもらえるよう、魅力ある観光地づくりを推進していく」と意気込んだ。
粉川市長はCHOCOTTO NIKKOの概要についても解説した。同市ならではの和魂洋才の魅力を、チョコレートを活用して新しい角度で発信する同プロジェクトには昨秋までに市内の多数の事業者が参画し、昨年11月29日に各店舗での販売を開始した。粉川市長は「日光ならではのデザインやパッケージ、ユニークな商品名など、さまざまなチョコレートを販売している。性別、年代問わず誰もがなじみのあるチョコレートで当市に新たな光を当てていきたい。今後の展開にも期待してほしい」と自信をのぞかせた。
商談会にはセラー(日光市の観光事業者)とバイヤー合計約50社が参加。2時間超にわたって商談を行った。
粉川市長(右)と大迫副会長。「チョコレートをきっかけにより気軽に日光に来てもらえたら」と来訪を呼び掛けた