日本商工会議所は10月28日、第1回「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」に10商工会議所を選び、初の大賞は京都商工会議所が受賞したと発表した。表彰式は11月13日、鹿児島市を中心に開かれる「全国商工会議所観光振興大会」で行われる。
同大賞は4月に創設。「商工会議所が行う観光振興事業について、他の地域の模範となる活動を行う商工会議所を顕彰することで、各地の商工会議所の観光振興活動を一層推進し、観光立国の推進と地域活性化を図るのが目的」(日商)。
大賞受賞の京都は「花灯路」事業や、全国のご当地検定ブームの先駆けとなった観光文化検定試験など独自の試みが評価された。
花灯路は嵯峨嵐山と東山一帯を陰影のある灯りと花の路でつなぎ、京都ならではの雅を醸し出す事業。嵯峨嵐山地区は12月上旬、東山地区は3月中旬にそれぞれ10日間開催される。
東山では03年から実施され、「観光客数は71万人から128万人(07年度)と増加している」(同)という。
その他の受賞商工会議所は次の通り。
▽振興賞=小樽、茅野
▽審査員奨励賞=藤沢、三島、鳥羽、大阪、倉敷、下関、福岡