山形県上山市の日本の宿古窯(佐藤信幸社長)は1階露天風呂の全面的なリニューアル工事に着手してきたがこのほど工事が完了し、2月1日にオープンした。
団体から個人に宿泊客がシフトしていることを重視。顧客満足度を高めるため、檜風呂を全て撤去し、1人用サイズの「磁器製の浴槽」六つと、「紅花風呂」を設置した=写真。
古窯の館名は1955年、旅館の増築工事に際し、約1300年前の須恵器が発見され、県の埋蔵史蹟文化財に指定されたことに起因する。今回、日本の「六古窯」にならい磁器製の浴槽を採用。「紅花風呂」は御影石で北前船をイメージした造りとなっている。
露天風呂の庭園に飾られた季節の花も利用客から好評を得ているという。