日本カジノスクール(東京都新宿区、大岩根成悦校長)は3月25日、第26回卒業式を開いた。同校は日本初のカジノ養成機関として2004年に開校。年間2期制で、今回は第26期生24人が卒業した。
総卒業生数は616人。卒業生のうち120人が現在、海外有名ホテルのカジノなどで活躍している。うち20人はシンガポールのマリーナベイサンズにディーラーとして在籍している。
大岩根校長は祝辞の中で、自身が27年前にカジノディーラーとなり、日本にカジノができる日を夢見て04年に同校を開校したことなどに触れた。その上で「昨年12月15日にIR推進法が成立した。卒業生が日本のカジノでディーラーとして活躍できる日も近いのではないか」と述べ、国内IR(カジノを含む統合リゾート)の実現に期待を膨らませた。
当日は来賓として、日本でのIR実現に長年尽力している、博報堂IR・MICE担当部長の栗田朗氏、電通ビジネスクリエーションセンター・IR観光プロジェクト・ディレクターの岡部智氏らも列席した。
同校の卒業生は、全員がOB組織「CASINO倶楽部」に所属し、カジノ合法化に向けて、日々研さんを続けているという。26期卒業生24人の内訳は、国際プロディーラー学科3カ月コース6人、同6カ月コース7人、同1年コース1人、同海外短期留学コース1人、同自由受講コース9人だった。